第28回全国大会報告

狭山必勝・示現舎糾弾へガッチリ団結し
天皇代替わりとたたかう全国大会かちとる

(2019年04月23日)

 330日~31日、東大阪・荒本人権文化センターにおいて、全国連は第28回全国大会を開催した。安倍政権が進める辺野古新基地建設、天皇代替わり、憲法改悪とまっこうから向き合い、たたかう全国大会となった。狭山必勝、示現舎糾弾へ、ガッチリ団結して決戦ののろしをあげた。寝屋川・きむら候補先頭に統一地方選必勝への総決起を確認した。

4月選挙に勝利し、5月狭山・沖縄行動へ

 全国から200人の同盟員、共闘の代表が結集した。寺垣運営委員の司会で、北浦中執の音頭による解放歌斉唱、荊冠旗入場から開始。開会あいさつは、運営委員長代理として山田中執が行った。議長団に奈良・西之阪支部から大橋利香さん、茨城・五霞支部から松本孝さん、書記には広島支部から中島晉二さん。

 主催者あいさつが、瀬川委員長から「全国からご苦労様。狭山・示現舎糾弾で解放運動再生へがんばろう」と述べられた。バトンタッチして、村上副委員長から「松橋事件の再審が実現した。5ヶ年決戦の折り返し点の3年目、改憲阻止、狭山、要求闘争のいずれも山場」と大会の意義を強調した。

 来賓のあいさつで、三里塚決戦勝利関西実行委の安藤真一さんは「30年前224に昭和天皇の大葬の儀にたいし、会場取り消しを粉砕して、中乃島公会堂を満杯に集会をかちとった。反天皇制を正面にかかげる全国連と連帯して進む。ともに市東さんの農地とりあげ阻止を」と述べられた。動労西日本の小川委員長からは「利用者の命、労働者の権利である安全がJR資本によって奪われている。賃金制度改悪とたたかう」と述べられた。

 被災地雇用と生活要求者組合の長谷川代表、関西合同労組の石田委員長が来賓として紹介され、関西生コン支部から労組つぶしの大弾圧とたたかう熱いメッセージが紹介された。

 統一地方選をたたかう、寝屋川市・組織内候補きむらさん、東大阪市・松平さん、茨城・利根町の新井さんがそろって発言し、きむらさんは「改憲反対とムラのためにがんばる」と決意表明された。東京・杉並の新城・けしばさんからメッセージが届けられた。

子や孫から「なんであの時しっかり反対せんかった」と言われないように

2018年度活動報告は楠木事務局長から、狭山意見広告運動の総括に集中して述べられた。

 2019年度の運動の基調は、中田書記長から5点にわたって述べられた。

  安倍政権の憲法改悪に対し、子や孫から「なんで、あの時もっとしっかり反対せんかった」と言われないように、絶対許さない。

  天皇代替わりに対し、大衆組織だから天皇好きな人もいるけど、江戸時代よりもむしろ明治以降、天皇が持ち上げられ、差別が強まった。とくに戦後・象徴として、明治・大正・昭和とくりかえしたえげつない戦争の責任を、天皇に問わないことによって、自分たちも問わなかった。「あんなつらいことは二度とごめん」と言っても「アジアの人々にどんなひどいことをしたのか」反省もない。ごまかしの戦後70年。この1年間の天皇儀式と断固対決しよう。

  狭山はこの1年が一番大事。やれることは何でもやろう。再度の意見広告も辞さない。

  示現舎に対し、公開質問状で、差別を許さない社会的力関係をつくりだそう。

  被災者をはじめ、生活の厳しさに十分応えきれていない。新たな要求闘争をつくりだそう。

下山鑑定人の尋問かちとろう

 カンパアピールが高見沢中執からなされたあと、具体的方針が4本提起された。

1.狭山第3次再審闘争勝利へ、井橋中執から「4月の三者協議の時点で、下山鑑定人の尋問を強く要求しよう。事実調べしないでも勝てるのではないかという、日和見主義、敗北主義を厳しく批判しよう」と強調された。

2.示現舎糾弾では、小森糾弾闘争部長から、示現舎の回答書のデタラメさを暴き、「示現舎は権力・地対協路線の手先だ。安倍政権の戦争国家づくりと一対でたたかおう」と述べられた。

3.大災害と生活要求闘争では、村上副委員長から、朝倉の現状が詳しく紹介され、苦闘につぐ苦闘から要求闘争をきりひらいていくと述べられた。

4.519からの沖縄行動では、北浦中執からのアピール、行動団(婦人部・岩崎さん、阪口さん、奈良大久保・三宅さん、茨城・山田さん)から思いが語られた。

 そして、会場から分散会への希望をこめて、4名が発言。福岡「狭山と災害」山口「イージスアショワ」大久保「橿原神宮と洞部落」茨城「差別事件糾弾」が、それぞれ語られ、各地の実践が注目された。

 役員人事案が山田中執から発表され、婦人部から全婦西日本実行委・須原志保さんが広島アピールを代読し、全婦成功をよびかけ、青年部から全青交開催地・長野から北村理恵さんが、全国からの参加をよびかけた。

 滝岡統制委員長が1日目のまとめを行い、2日目の分散会へ移った。

分散会報告や、決議は別途参照を。また、各報告も詳しくは、別途参照を。


東京高等裁判所刑事第4
後藤眞理子裁判長への要請決議

 後藤裁判長!あなたは、狭山事件の新証拠、万年筆についての下山鑑定、下山第二鑑定を、もちろんご存知ですね。昨年518日、毎日新聞の朝刊に、大きな意見広告がでました。あなたも、見たでしょう。

 今、世論の注目はただ一点。「これが本当なら、裁判所はなぜ、すぐに事実調べしないの」。意見広告のモニタリング調査でも、大多数の人が、そう言っています。

 下山博士の鑑定人尋問を、今、ただちに。これは、この世で、あなた一人だけができることです。今すぐにも、後藤裁判長の判断で、できることです。

 もはや、躊躇している時間はありません。言うまでもなく、狭山事件の「万年筆・インキ」の鑑定は、他の事件のDNA鑑定に匹敵します。あとは、正義の行使あるのみです。しかし、その権限を持っている人は、後藤裁判長、あなた一人です。

狭山事件は権力犯罪です。身代金を取りに来た犯人を、警察官40人が張り込んでいながら、まんまと取り逃がしました。吉展ちゃん事件に続く大失態でした。警察はおろか、政府まで吹っ飛びかねない政治問題に発展しました。

当時の国家公安委員長が、「死んだものに用はない、生きた犯人をふんづかまえろ」と号令。そこからすべてがはじまり、狭山市内の被差別部落への、徹底した見込み捜査が行われました。マスコミをフル動員して、「部落ならやりかねない」と露骨に部落差別を煽りました。その犠牲にされたのが石川一雄さんです。

狭山事件は、権力犯罪であり、厚く、重い、差別の壁です。

しかし、不正義の壁は、いつの日か、必ず打ち破られます。その時が今、きました。下山鑑定人の尋問。その鉄槌の一振り、その一振りこそが、この壁を穿つのです。

右、後藤裁判長に強く要請します。 

2019331

     部落解放同盟全国連合会 第28回全国大会参加者一同


天皇代替わり、憲法改悪とたたかう決議

安倍政権は、天皇代替わり、戦争・武力放棄の憲法9条の改悪をもって、日本を戦争をする国にひっくり返そうと、今年は勝負に出ています。また、今年は、4月末の統一地方選、7月参議院、場合によっては憲法を変える国民投票、と選挙イヤーと言われています。

それらの真っ先にあったのが、沖縄県民投票です。224日、基地反対は、まれにみる、見事な勝利を果たしました。沖縄県民の自己決定、自己解放への歴史的な勝利です。私たちは心からの敬意を払い、共に、辺野古の海に新基地をつくらせない、基地の全面撤去までたたかいます。

 私たちは、沖縄県民と連帯し、天皇代替わりに反対します。天皇代替わりの儀式は、湯水のように税金を使い、1年にわたって日本中を興奮の渦に巻き込もうとしています。

天皇制賛美の興奮は、必ず部落差別や排外主義を掻き立てます。

 明治維新以降の日本の支配の仕組み、戦後の支配のしくみ、それが天皇制を頂点にした身分的差別を必要とし、部落差別を拡大再生産してきました。

 「天皇制があるから部落がある」「天皇制などいらない」「代替わり儀式反対」をはっきりさせ、全国連は立ち向かいます。

 そして、安倍政権による改憲の発議、軍備拡張と人権抑圧の憲法改悪を絶対に阻止しましょう。

2019331

        部落解放同盟全国連合会 第28回全国大会参加者一同


新たな部落地名総鑑

鳥取ループ・示現舎をあばく―シリーズ

《部落解放新聞に掲載してきた「鳥取ループ・示現舎をあばく」シリーズを1から4まで一挙掲載します》
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