狭山意見広告運動を全力でたたかおう

(2018年01月22日)

12月14日、狭山の再審開始を訴える意見広告を新聞に掲載しようと、呼びかけ人が東京のむさん法律事務所に集まり、運動のスタートが切られました。

 全国連は、この呼びかけを全面的に支持し、総力を挙げて推進するものです。


1,多くの人士が呼びかけ人に

 これまで金聖雄監督、沖縄の安次富浩、反差別国際運動の武者小路公秀、関西生コン労組の武健一、布川事件の桜井昌司、評論家の菅孝行、弁護士の長谷川直彦、ノジマミカの各氏をはじめ、全国から37名の人士が呼びかけ人になっています。

 その呼びかけ文は次のように訴えています。「狭山事件は権力犯罪です。権力犯罪とたたかう大きな運動が必要です」「石川一雄さんは79歳。もうこれ以上は待てません。下山博士の万年筆・インキの科学的鑑定は、DNA鑑定にも匹敵します。下山鑑定ー万年筆問題での事実調べの実現、その一点で世論を喚起し、裁判を監視する国民運動が必要です。そのための一石を投じたい一念です」

 まさしくその通りです。下山鑑定は、捜査官による証拠のねつ造を証明する決定的な新証拠ですが、まだまだ多くの国民には知られていません。

 下山鑑定の事実調べを訴える意見広告運動は、東京高裁を包囲する一大国民運動です。再審実現の突破口として大々的に展開していきましょう。


2,切迫する狭山第3次再審闘争

 検察は、昨年7月に下山鑑定に対してケチつける意見書を提出しました。

 この検察意見書を徹底的に批判した下山博士の再反論書が1月にも出される予定です。

 年明け、万年筆の証拠ねつ造をめぐる弁護側と検察側の証拠が出そろうことになり、いよいよ東京高裁が事実調べを行うか否かの決定的段階を迎えます。

 昨年12月、東京高裁は新たに後藤眞理子裁判長の体制になりました。後藤裁判長が狭山の記録を読み込んだ5月、「東京高裁は下山鑑定の事実調べを行え、再審を開け!」という新聞広告を目の前につきつけてやりましょう。


3,朝鮮侵略戦争反対と一体で

 アメリカのトランプ政権は、北朝鮮に対する米韓合同軍事演習を史上最大規模に拡大し、軍事挑発を強めています。

 安倍政権はこれを全面支持し、自衛隊機を訓練に参加させました。まさに宣戦布告ともいえる軍事行動です。

 これに対して北朝鮮の金政権は、核開発やミサイル発射など武器開発に頼る政策を強め、いま朝鮮では戦争ー核戦争の危機が目の前に迫っています。朝鮮侵略戦争を絶対に許してはなりません。

 トランプの白人優先主義をはじめ、世界各国で移民への排斥など、差別排外主義が強まっています。

 安倍政権のもとで、今年は憲法改悪をめぐって国民的な大闘争がたたかわれます。自民党は、9条改悪、天皇元首化、基本的人権制限などを柱とする改憲案をすでに発表しています。

 狭山意見広告運動は、狭山事件の再審を目的としてたたかわれますが、今年の反戦・改憲阻止・反差別の大きな国民的うねりと合流していく展望を持った取り組みです。

 狭山差別裁判糾弾闘争の勝利をもぎりとることが、これらの差別主義者たちへの根底的な打撃になることは明らかです。

 今年を狭山勝利の年とるために、全国連の一人一人が責任をもって「1人1口1万円、5百万円」を集めきる、その決意でたたかいましょう。

大同団結して、狭山意見広告を成功させよう

          2018年新春   部落解放同盟全国連合会中央本部

(2018年01月22日)

明けましておめでとうございます


全国の兄弟姉妹の皆さん!共闘の皆さん!新年、明けましておめでとうございます。今年も、よろしくお願いいたします。

異常ともいえる早い寒波の襲来でしたが、思いのほか、新春は好天続きです。中央役員を務めていた、3人の戦友が故人となりました。共闘においても、恩人が亡くなりました。北部九州の豪雨災害では、大勢の方が亡くなり、家や田畑を奪われました。新春にあたり、故人の叱咤激励を受け、身の引き締まる思いがします。

生き残った者には、何がしかの使命があると言われます。故人は何を望み、何を私たちに託したのか。私たちは、命ある限り、何をなすべきであり、何をしたいのか。

なんだか、坊主の説教みたいで、新春の号令としては、ふさわしくないかもしれません。でも、新春くらいは、決まり文句をくりかえすよりは、戦友の声、仲間の声、自分の声に耳をすまし、それらの声の手先となって、喧噪な世の中に立ち向かう決心をしてみるのも、許されるでしょう。


反戦争、反差別の旗印となって


今年の課題は、すでに昨年の状況のうちに、定められています。あと3年くらいは、始まった新たな状況のなかにあります。

アメリカ・トランプ政権の登場、日本の安倍政権の居座りは、朝鮮侵略戦争・核戦争の危機を瀬戸際においやり、南北朝鮮ばかりか、アジア・全世界をギロチンの下に置いています。

安倍政権は、この状況を口実に、平気でウソをつきまくり、日本を再び戦争のできる国に変えつつあります。北朝鮮、中国、ロシアに届く巡航ミサイルも「専守防衛」、最新鋭のイージズも「専守防衛」、空母を持っても「専守防衛」。これなら、憲法9条を変えても「専守防衛」!医療・介護、生活保護をバッサリ削っても、「未来につづく社会保障」!

大嘘をつきまくり国民総ダマシにして、実際に戦火を交わし、憲法を変えてしまう。この3年、改憲の発議、天皇代替わり、オリンピック・・・と、大イベントをしかけています。陶酔から目が覚めたとき、私たちを待っているものは何か。

55年前、埼玉県で狭山事件が発生した時代も、皇太子結婚・ミッチーブーム、安保改定、オリンピックと、似たような状況でした。酔いから覚め、権力犯罪の大差別事件と気づくまでに、数年かかりました。二の轍を絶対に踏んではなりません。

昨秋、37人の著名人によって、狭山意見広告運動が発足しました。「事実調べぬきの再審はありえない」「DNA鑑定に匹敵する下山鑑定の事実調べを」その一念で、

今年5月(狭山事件55年)に、新聞掲載を目標にされています。

 この運動は、石川一雄さんの再審無罪とともに、これからの3年、ウソ、ペテン、差別、弱者蹂躙、戦争に向かう状況にたいして、反差別・反戦争で大同団結し、手を組んで行進する旗印となるでしょう。

紹介   狭山意見広告運動・賛同の御願い

狭山事件・下山鑑定の事実調

(2018年01月22日)

 55年前、埼玉県狭山市で、女子高生誘拐殺人事件が発生しました。この狭山事件では、石川一雄さん家から見つかった万年筆が、被害者のものとされ、「石川=犯人の決め手の物証」とされてきました。


 DNA鑑定に匹敵する下山鑑定を事実調べさせよう

 ところが、近年の証拠開示であきらかになったインキを、「ゴッホの黒猫」でも有名な下山博士が鑑定し、インキの違いは明らか、万年筆は警察のねつ造であると結果がでました。実は、事件当時の科警研の鑑定でも、同じ結果だったことも判明。

血痕、指紋など一切ない狭山事件では、DNA鑑定にも匹敵する決定的な新証拠です。これが、ラストチャンス。東京高裁に、事実調べをさせましょう。


石川一雄さんは79歳。これ以上、待てません。

 しかし、下山鑑定はまだ全然、世に知られていません。このままでは、宝の持ち腐れ。どんなに有利な材料があっても、狭山事件では、何度も煮え湯をのんできました。石川さんは79歳。もうこれ以上待てません。裁判を監視する、大きな世論の力が必要です。新聞への意見広告は、その風を呼び起こします。


賛同金・一口1万円、計数百万円をあつめ新聞に広告を

 これを、皆さんの賛同金で全額まかないます。皆さんの御苦労を思うと、心苦しいかぎりです。しかし、日々の生活に追われるわれら民衆の叫びとして、生活費を削ってってでもお金を出し合い、石川さんの無実を晴らしたいのです。石川さんの無罪には、部落差別を無くす希望があります。それを、皆さん、一緒に実現しようではありませんか。賛同への御協力を、心からおねがいします。



             20171214

               狭山意見広告運動           

狭山意見広告運動のよびかけ

権力犯罪をうち破ろう

狭山事件は権力犯罪です。司法の舞台で、冤罪性をあばき、無実を証明することと、もう一つ、権力犯罪とたたかう大きな運動が必要です。

事件当初、身代金を取りに来た犯人を、警察官40人が張り込んでいながら、まんまと取り逃がしました。シェパード・警察犬一匹、連れていたら、済む話だったのに。

ほんの一月前、東京での吉展ちゃん事件に続く大失態でした。

 警察にたいする批難が沸騰し、警察庁長官が辞任しました。警察はおろか、政府まで吹っ飛びかねない政治問題に発展しました。

当時池田内閣の国家公安委員長が「死んだものに用はない」「生きた犯人をふんづかまえる」と号令。首相夫人の被害者宅への弔問。そこからすべてがはじまるのです。

狭山市内の被差別部落への集中した見込み捜査が行われ、マスコミをフル動員して「部落ならやりかねない」と露骨に部落差別を煽り、その国家ぐるみの謀略のなかで、犠牲にされたのが石川一雄さんです。

狭山事件は、権力犯罪であり、現代日本の差別の壁です。

部落差別解消推進法ができても、この差別の壁を無くさなくては、部落差別は無くなりません。示現舎をはじめ、各地で悪質な差別事件が増え、差別者の居直りは目に余るものがあります。やはり、狭山で勝たないと、差別し放題の状況は後を絶たないのです。権力犯罪、差別の壁を、大きな運動のうねりでうち破ろう。


「決めての物証」万年筆は警察のねつ造!下山鑑定の事実調べを

現在、狭山事件の3回目の再審が東京高裁にはかられています。

第3次再審になって、裁判官、検察、弁護士の三者による協議が始まり、そのなかで、新証拠として、「被害者のもの」とする万年筆のインキがだされました。下山博士が鑑定した結果、インキの違いは明白、万年筆は被害者のものではなく、警察のねつ造であるという結果がでました。

狭山事件では、血痕などはないとされるなかで、この万年筆・インキの科学的鑑定は、DNA鑑定にも匹敵します。

この事実調べの実現ぬきに、狭山事件の再審はありません。どんなに有利な材料があっても、裁判官に期待するのでは勝てるものも勝てない、狭山では何度も煮え湯を飲んできました。石川一雄さんは、79歳。もうこれ以上は待てません。

下山鑑定―万年筆問題での事実調べの実現、その一点で世論を喚起し、裁判を監視する国民運動が必要です。そのための一石を投じたい一念です。

よびかけ、賛同への御参加を、心よりお願いします。

2017年10月

 よびかけ人(参加順です)   

酔虎智伝(すいこ ちでん)・部落解放運動家

     森島吉美・広島修道大学名誉教授

     長谷川直彦・弁護士

     大口昭彦・弁護士

     新井滄吉・狭山事件と人権を考える茨城の会代表、利根町町会議員

     山本隆久・水戸・狭山事件と人権を考える会代表

     福岡「SAYAMA」上映実行委員会

     木幡(こわた)ますみ・福島県大熊町町会議員

     山中幸男・救援連絡センター事務局長

     ノジマミカ・フェイスブック「狭山事件の再審を実現しよう」

     武者小路公秀・反差別国際運動(IMADR)共同代表理事

     桜井昌司・布川事件元被告・再審無罪

     知花昌一・元沖縄反戦地主・真宗大谷派僧侶

     菅 孝行・評論家

中村益行・熊本県山都町元町会議員、背梁の原生林を守る連絡協議会代表

松平要・東大阪市議会議員

     金聖雄・映画[SAYAMA見えない手錠をはずすまで]監督

趙博・歌手

青柳行信・原発止めよう!九電本店前ひろば村長

     安次富浩・

海上ヘリ基地建設反対・平和と名護市政民主化を求める協議会共同代表

     伊藤健一・元自治労茨城県本部委員長

     杉森弘之・茨城県牛久市議会議員

     松田秀代・沖縄の高江・辺野古につながる奈良の会共同代表

     玉浦勝康・沖縄の高江・辺野古につながる奈良の会共同代表

     田村隆幸・沖縄の高江・辺野古につながる奈良の会事務局長

     家正治・神戸市外国語大学、姫路獨協大学 名誉教授

     大橋浩治・自治労奈良市従業員労働組合委員長

     鵜飼哲・一橋大学教員

     仲里効・映画評論家

     三角忠・編集工房朔

     木村公一・牧師、大学教員

     仲村渠(なかんだかり)政彦・

高江ヘリパッド建設に反対する現地行動連絡会共同代表  

     金子和雄・つくば市議会議員(元議長)


     垣沼陽輔・全日本建設運輸連帯労働組合近畿地方本部執行委員長

武建一・全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部執行委員長

     広瀬英司・全日本建設運輸連帯労働組合近畿地区トラック支部執行委員長色見勝徳・全日本建設運輸連帯労働組合関西クラフト支部執行委員長


                     1221日現在 

                     

連絡先 

東日本 105-0003 東京都港区西新橋1-9-8 

南佐久間町ビル2階 むさん法律事務所内

             ℡ 070-3127-0011

              sayamajiken_higashi@yahoo.co.jp


西日本 577-0809 東大阪市永和2丁目14-11

松平要東大阪市会議員事務所内 

             ℡ 080-9752-2122

              sayamajiken.kansai@yahoo.ne.jp


 ●メールアドレス sayamajiken_koukoku@yahoo.co.jp

第4回中央執行委員会を開催 11/26大阪

(2018年01月22日)

26期第4回中央執行委員会が、1126日、大阪で開催された。1029狭山中央闘争を総括し、来春27回大会にむけた討議を開始した。


10・29狭山闘争の総括

台風のなか、集会・デモともやりきった。何より、下山鑑定の意見広告運動を、よびかけ人の提起をうけ、全国方針として確認した。「何としても事実調べを」という石川メッセージ。よびかけ人からの提起。これらを受け、主催あいさつ、基調報告、まとめ、などをはじめ、参加者の総意で全面賛同・全面推進することを確認した。

    

27回大会の位置、イメージ

27回大会は、どんな状況下でむかえ、どんな位置をもつのか。この2~3年のスパン(朝鮮戦争情勢、憲法改悪、天皇代替わり、オリンピック・・・)で、全国連が何をもって切り込んでいくのか。狭山意見広告運動は、その現実方針にほかならない。

大会の頃には、掲載のメドがつくところまで。この点が大会を決定づける。

全国連の側が、各支部の現状にふまえ、具体的にどんな取り組みにできるか、踏み込んだ論議が必要だ。長時間の論議の末、①ノルマを設定する②額については、次回の中央執行委員会で決定する、と確認した。

 示現舎はじめ、差別糾弾闘争について検討した。


大会までの大枠を決定

・議案書起草委員会は中央執行委員会を兼ね1月14日。

・拡大中央委員会は2月17~18日。

・全国大会は4月14~15日。

 さらに青対部からは、次回全青交を8月18~19日・大阪で開催と報告された。

婦人部からは、次回全婦は9月8~9日・茨城つくばで開催、3月に狭山要請行動と報告された。河内合同労組の労働裁判が公開法廷になれば、傍聴支援。奈良市の住宅民事裁判―控訴審の勝利判決が報告された(奈良市は上告)。

柿収穫ボランティア活動レポート

(2018年01月22日)

九州北部豪雨からちょうど5か月経った今月6日,豪雨で行方不明になっていた女性の遺体が、遠く離れた久留米市の筑後川河川敷で見つかりました。これで犠牲者は38名となり,依然と3名の方が行方不明のままです。また,11月末までにすべての避難所が閉鎖されましたが、朝倉市と福岡県東峰村では仮設住宅107戸で220人が生活。みなし仮設住宅や公営・公的住宅で生活する人も,福岡・大分の両県で1000人以上に上り、今も合わせて1300人以上の方が自宅外での暮らしを強いられています。

 今回の豪雨で,朝倉市内の部落も大きな災害に見舞われましたが,村内の住宅10棟と村の主要産業である柿園に大きな被害が出た杷木S地区も,生活再建の取り組みが懸命に続けられています。この地区はブランド富有柿「志波柿」の産地として有名ですが,今回の豪雨で,村の人たちが営む12町歩の柿園に通じる農道は至る所で崩落、路面がデコボコに剥がれ,園内は大石や砂利、土砂-流木が流れ込み約6割に甚大な被害が出て,一時は今年の柿の収穫が絶望視されていました。しかし,村の人たちは,全国から寄せられた義援金などの支援にも支えられながら,農道の自主整備など懸命の復旧活動に取り組み,例年の収穫量には到底及ばないものの,被災を免れた柿園には見事な富有柿が一面に実っているのです。

 ところが,ここで新たな問題が持ち上がりました。災害復旧活動に時間をとられ,ただでさえ今年の収穫作業の開始が出遅れていたのに,先月末からの厳しい寒波が農家に追い打ちをかけているのです。柿は何度も霜が付くと果肉が柔らかくなって商品価値が下がってしまいます。寒さや霜で実が凍ると味や食感が落ちてしまうためです。二重被害を恐れ、柿農家は家族や親戚総出で収穫のピッチを上げなければなりませんが,部落では高齢化が進み,若手の人出が圧倒的に足りません。また,村の柿農家はそれぞれ一斉に作業をしなければならないので,村の人たち同士の助けあいも限られます。農協に人出を頼むと,柿の収入以上の人件費がかさんでしまいます。  

こうした村の状況を憂いた村上副委員長が,今月初めからS地区の柿収穫作業支援に連日入っていましたが,柿の収穫は全くの手作業のため,圧倒的に人手が足りません。そして時間との勝負です。急遽,村上副委員長から連絡を受けた災害対策本部は,12月9日と10日の二日間,柿の収穫ボランティアに取組みことにしました。急な呼びかけにもかかわらず,県下の兄弟や支援の方が二日間で延べ15名参加してくれました。

作業に入ったのは,S地区の近くにあるOさんの約1町歩の柿園。無数の富有柿が,まだ全く手つかずに実っています。Oさんに何本の木があるのか尋ねてみましたが,数えたことがないので,わからないとの返答。村上副委員長によると300本以上はあるとのことでした。作業に入る前に,自らも柿農家である村上副委員長に,収穫作業の注意点などを教えてもらい,各々が収穫かごやハサミをもって,柿の収穫作業に取り掛かります。

初めは,どの柿を採っていいのか戸惑う参加者でしたが,とにかく全部の柿をハサミで切り取り,商品になりそうな物はコンテナの中に,迷うものはコンテナの横に置くよう指示があり,少しずつ作業に慣れていきます。厄介なのは,熟し過ぎた柿です。最初にこれを取り除かないと,木が揺れたはずみで熟し過ぎた柿が頭の上から落ちてきます。実際に帽子の上から熟した柿の洗礼を受けた人もいました。片手で柿を持ち,もう一方の手のハサミで柿を切り取り,切り取った柿のヘタで他の柿を傷つけないように,ヘタをもう一度短く切り取る,そして収穫かごに入れ,溜まったら選別しながらコンテナに入れる,この作業が延々と続きます。コンテナに溜まった柿は,Oさんが運搬車で回収して回り,園内の作業小屋に運ばれます。作業小屋に運ばれたコンテナの柿は,選別作業に移りますが,ここはOさんの奥様が,高く積まれたコンテナの横で一人で黙々と作業をしてありました。

一日目は,昼食休憩をはさんで16時半まで,二日目は,朝から雨が降り出すという悪天候だったため,15時頃に作業を切り上げましたが,二日間でコンテナ400個近い柿を収穫することができました。しかし,作業を終わって柿園を眺めてみると,無数の富有柿が柿園いっぱいに実っており,どこを収穫したんだろうと気持ちになります。それだけ,まだまだ多くの富有柿が収穫を待っています。しかし,時間がありません。今週は,また寒波の襲来が予想されており,村上副委員長によると,残された収穫期限はあと1週間位が限度ではないかとのことです。

このため,災害対策本部は,12月16日と17日にも柿の収穫ボランティア活動に取り組むことにしました。みなさんの引き続きのご支援を訴えます。そして、完熟した甘い柿をぜひ現地でご賞味ください。


2017年12月11日

      福岡災害対策本部

衆議院選挙の結果と全国連の態度

(2017年11月30日)

この選挙にたいする全国連の方針


 10月22日、衆議院選挙が行われた。この選挙にたいして、全国連は次の見解、方針で臨んだ。①比例区は社民党、選挙区は社民党をはじめ「野党共闘」の候補に投票しよう。②小池(希望の党)は安倍と同じ穴のムジナ、改憲派。安倍と小池の演出する翼賛選挙にはさせない。

 結果は、社民党2人当選(改選前の議席維持)、立憲民主党55人当選(躍進)。全国各地の事情(選挙区の事情)によって、いくらかの異相はあったが、おおむねこの方針は貫徹された。各支部・県連は、選挙戦の一角に食い込むとりくみをした。


「自民・公明で3分の2」をどう見るのか


周知のように、全体の議席数では、自民・公明で3分の2以上、希望は惨敗であった。確かに、国会の議席数でみると、暗い、重い気分になる。それは当然だ。

だがしかし、安倍首相の表情は、開票日10月22日は確かに満面の笑顔だった。だが、翌日から冴えない顔に変化した。

 台風の影響で得票数も含めた全貌は翌日に判明した。言うまでもないが、小選挙区制では、選挙区は定数1人であり、得票率が30%程度でも、他の候補より1票でも多ければ当選する。その場合、70%の民意は結果に反映されない。他方、比例区では、ほぼ民意が結果に反映されると言える。

 比例区の得票数に注目してみると、自民1855万票、立憲1108万票。自民は議席数で見るほどの圧勝では決してない。むしろ、小池(希望)によって、野党支持票が分散した効果によって、かろうじて勝利したのだ。


第1ラウンドのゴングは鳴った!


安倍は希望の党も含め、9割以上を改憲派が占める翼賛国会を狙っていた。希望の党の登場―民進党「大合流」の策動は、安倍、小池らの、その為の演出だった。自民、公明だけでなく、「国会の総意

と言える形で改憲の発議にいきたかった。その点では、決して安倍らの思うようにはいかなかった。この点が、総括の核心なのだ。

また、安保法制に反対し、9条改憲には反対する民意が、今回は立憲支持に流れたが、以前として根強いことを示した。

憲法改悪をめぐる、第1ラウンドのゴングは鳴った。「来年にも発議する」と安倍は表明した。第2ラウンド、第3ラウンドが必ずある。



民衆行動で大統一戦線をつくろう


最も大事なこと―政治の主人公は国会ではなく、民衆の行動にある。行動を始めよう。「安倍はどうこう、小池はどうこう、枝野はどうこう」など二の次だ。

  1. 米日の朝鮮侵略戦争・核戦争をやらせない。沖縄に基地はいらない。

  2. 憲法の改悪に反対する。

民衆行動が主体になって、たたかう大統一戦線をつくりだそう。今回の選挙でも「本当に入れたくなる党は存在しない」と言う嘆きの声が多数聞かれる。もっともだ。だが、だからこそ今は巨大な民衆行動、そのための統一戦線がまず必要ではないか。

既成政党、既成勢力の延長からは、何も期待できない。民衆行動を基礎にした統一戦線の新たな運動こそが、「入れたくなる党」を初めてつくりだす。沖縄はその先例を示しているではないか。

全国連は、その一翼を担う。住宅、労働、教育、医療、介護などの生活防衛や、狭山闘争はじめ差別反対の個別課題と、大きな政治課題が掛け算になり、第2ラウンド、第3ラウンドにむけ、民衆の政治的分極化と活性化は不可避だ。

心から強調したい。狭山再審闘争の勝利も、その展望にたった新たな運動から見えてくる。部落解放運動の未来もそのなかにある。

 

          20171026

紹介・・・・狭山意見広告運動のよびかけ

(2017年11月30日)

権力犯罪をうち破ろう

狭山事件は権力犯罪です。司法の舞台で、冤罪性をあばき、無実を証明することと、もう一つ、権力犯罪とたたかう大きな運動が必要です。

事件当初、身代金を取りに来た犯人を、警察官40人が張り込んでいながら、まんまと取り逃がしました。シェパード・警察犬一匹、連れていたら、済む話だったのに。

ほんの一月前、東京での吉展ちゃん事件に続く大失態でした。

 警察にたいする批難が沸騰し、警察庁長官が辞任しました。警察はおろか、政府まで吹っ飛びかねない政治問題に発展しました。

当時池田内閣の国家公安委員長が「死んだものに用はない」「生きた犯人をふんづかまえる」と号令。首相夫人の被害者宅への弔問。そこからすべてがはじまるのです。

狭山市内の被差別部落への集中した見込み捜査が行われ、マスコミをフル動員して「部落ならやりかねない」と露骨に部落差別を煽り、その国家ぐるみの謀略のなかで、犠牲にされたのが石川一雄さんです。

狭山事件は、権力犯罪であり、現代日本の差別の壁です。

部落差別解消推進法ができても、この差別の壁を無くさなくては、部落差別は無くなりません。示現舎をはじめ、各地で悪質な差別事件が増え、差別者の居直りは目に余るものがあります。やはり、狭山で勝たないと、差別し放題の状況は後を絶たないのです。権力犯罪、差別の壁を、大きな運動のうねりでうち破ろう。


「決めての物証」万年筆は警察のねつ造!下山鑑定の事実調べを

現在、狭山事件の3回目の再審が東京高裁にはかられています。

第3次再審になって、裁判官、検察、弁護士の三者による協議が始まり、そのなかで、新証拠として、「被害者のもの」とする万年筆のインキがだされました。下山博士が鑑定した結果、インキの違いは明白、万年筆は被害者のものではなく、警察のねつ造であるという結果がでました。

狭山事件では、血痕などはないとされるなかで、この万年筆・インキの科学的鑑定は、DNA鑑定にも匹敵します。

この事実調べの実現ぬきに、狭山事件の再審はありません。どんなに有利な材料があっても、裁判官に期待するのでは勝てるものも勝てない、狭山では何度も煮え湯を飲んできました。石川一雄さんは、78歳。もうこれ以上は待てません。

下山鑑定―万年筆問題での事実調べの実現、その一点で世論を喚起し、裁判を監視する国民運動が必要です。そのための一石を投じたい一念です。

よびかけ、賛同への御参加を、心よりお願いします。

2017年10月

狭山意見広告運動


よびかけ人

    酔虎智伝(すいこちでん)・部落解放運動家

    森島吉美・広島修道大学名誉教授

    長谷川直彦・弁護士

    大口昭彦・弁護士

    新井滄吉・狭山事件と人権を考える茨城の会代表、利根町町会議員

    山本隆久・水戸・狭山事件と人権を考える会代表

    福岡「SAYAMA」上映実行委員会

    木幡(こわた)ますみ・福島県大熊町町会議員

    山中幸男・救援連絡センター事務局長

    ノジマミカ・http://www.facebook.com/sayamajiken管理人

    武者小路公秀・反差別国際運動(IMADR)共同代表理

桜井昌司・布川事件本被告・再審無罪

    知花昌一・元沖縄反戦地主・真宗大谷派僧侶

    菅孝行・評論家

    中村益行・熊本県山都町元町会議員、背梁の原生林を守る連絡協議会代表

    松平要・東大阪市議会議員

    金聖雄・映画「SAYAMAみえない手錠をはずすまで」監督

    趙博・歌手

    青柳行信・原発止めよう!九電本店前ひろば村長

    安次富浩・名護ヘリ基地反対協共同代表

    伊藤健一・元自治労茨城県本部委員長


21人 参加順     11月15 日現在

                                    

連絡先

      東京―105-0003 東京都港区西新橋1-9-8 

南佐久間町ビル2階 むさん法律事務所内

         ℡070-3127-0011

      関西―577-0809 東大阪市永和2丁目14-11

松平要東大阪市会議員事務所内 

 ●メールアドレス 

Sayamajiken_koukoku@yahoo.co.jp


 ●意見広告の掲載は、来年5月23日前を目途に、東京新聞で交渉中です。

 


 以上のように、21人の各界の人士から、狭山意見広告運動のよびかけがなされました。部落解放同盟全国連合会はその趣旨に心から賛同し、その目標の達成のために、全力を挙げてともに取り組んでまいります。

 石川さんの再審無罪の実現は、私たちの長年の悲願です。そのためなら人生をかける、全国連の多くの同盟員はそういう想いです。

 とりわけ、第3次再審の現段階で、「下山鑑定の事実調べなしに再審なし」と確信します。その点、今回の趣旨には、まったく同感です。

 時間は半年と限られています。5月意見広告掲載にむかって、これから様々なことが必要になるでしょう。要請があれば、全国組織一丸で、とりくみましょう。 


          部落解放同盟全国連合会中央本部 

 

201711月15日

インターネットによる差別への取り組み報告 茨城県連

(2017年10月12日)

県連では、インターネットで「酒と荊の日々」というサイトを立ち上げて、全国連や守谷支部長を名指しでヒボウ中傷してきたAに対して、差別サイトをやめさせるとりくみをしてきたが、Aは「削除する。守谷支部長に謝罪したい」という回答を寄せてきた。


 Aはこのインターネットのサイトに「私は中学生の時に守谷市に引っ越してきたが、父も部落民に恐喝された。全国連の守谷支部長の指示で古河の県連事務所に連れて行かれ、身に覚えのないことで糾弾された。卒業後、地元の郵便局に勤めたが、そこでも支部長の娘や部落民に嫌がらせを受けて精神的な病気になった」「部落民はヤクザと同じだ。部落民は骨まで腐っている。つきあわない方がよい」などと、何年にもわたって書き連ねてきた。

 しかしこのような事実は全くない。これはAの被害妄想であり、名指しされた守谷支部長をはじめ全国連の会員はだれもAを知らないし会ったこともない。

裁判闘争を決定

 その後Aの妄想はさらにひどくなり「部落民に復習する」というような書き込みを何度も行うようになった。

 私たちは「部落民」という言い方で差別と憎しみをまき散らすAを糾弾し、この差別サイトをやめさせたかったが、インターネットは匿名であり、どこの誰かはずっと分からなかった。

 昨年の暮れ、調査によってAの身元が判明した。Aは千葉県に住んでいた。

 Aに対してどのような行動を取るか、何度か執行委員会で論議した結果、「Aは自分で言っているように精神的な病気があって通院治療をしている。それをふまえて、直接的糾弾ではなく、弁護士を通じて裁判闘争でインターネットからの削除を要請していく」ということにした。

相手が和解を提案

 県内の尾池弁護士に相談すると、「裁判所には、相手に対して損害賠償=慰謝料を要求するかたちになる。その中で差別サイトをやめるように言っていこう」ということになった。賠償要求は300万円として、今年6月に裁判所に申し立てを行った。

 私たちは裁判が始まったら大衆的な傍聴などの裁判闘争をとりくんでいくことにした。

 これに対して、8月Aは次のような内容の和解を申し入れてきた。

①インターネットのサイトについては、すぐに削除します。②全国連の守谷支部長に謝罪します。③慰謝料は50万円で分割払いにしてほしい。

 本当にAは差別サイトを削除するのか確認すると、すでに削除されていた。100パーセント私たちの勝利だ。

 県連では「①最大の目的だった差別サイトがインターネットから削除された、

②謝罪については、直接会って謝罪することはいらない。ただ二度とこのような差別サイトをやらないことを誓わせる、③慰謝料については、お金が目的ではないので相手の要望通りでよい」という内容で和解を受け入れることを執行委員会で確認した。

匿名で野放し状態

 今回は、たまたま相手を特定できたために、法的な手段で行ったとはいえ削除と謝罪をかちとることができた。

 また相手が愉快犯や確信犯ではなく、被害妄想をかかえているという事情のために、こちらも慎重な対応をとることになった。

 しかしインターネットで差別をばらまいている連中は(示現舎の宮部らを例外として)その匿名性に隠れてほとんど相手が分からず野放し状態になっているのが現状だ。

差別は許さない

 今回の取り組みも、当初どのように取り組んでいくかというという話し合いでは「そんなやつは放っておけ」「相手にしない方がいい」という意見もあった。

 年配者でインターネットなど見ない役員にとっては、別世界の話のように受け止められていた面もある。糾弾闘争は、あらかじめの前提ではなかった。

 しかし話し合いを重ねる中で、このサイトを見た人は本当だと思うし、部落民はこわいという差別意識をばらまくことはまちがいない。そんな差別事件を放置せずに、どんなかたちでも取り組むことを決め、実行した。

 その結果、私たちの予想以上に早く差別サイトを削除することができた。

 これから茨城で差別事件があった時に、今回の取り組みは大きな教訓になるだろう。

 直接の大衆的な糾弾闘争や裁判闘争などかたちは様々だが、差別は許さないという取り組みだけが問題を解決していく道だ。

パネルで広めよう 下山鑑定

(2017年10月12日)

・・・リーフ、署名と三点セットでムラへ!街頭へ!

フレット、署名用紙せは全国連本部


 決めての物証は警察のねつ造だった

万年筆・インキは被害者のものではない


2度の家宅捜索で見つからなかった万年筆 

 ・1963年5月23日 逮捕された石川一雄さんの自宅に対する1回目の家宅捜索。捜査の専門家の刑事12人が、2時間以上も家宅捜索しています。

 ・1963年6月18日 2回目の家宅捜索。この日も刑事14人が、2時間以上かけて家宅捜索しています。

 ・3回目の家宅捜索で、石川さんの自宅の鴨居の上から万年筆が発見さ れます。兄の六造さんに素手で持たせています!

 ・事件から23年、「最初の捜索の際、同じ場所を調べたが何も見つからなかった」と、捜索をした刑事も証言。


万年筆には疑問がいっぱい???

 ①3回目の家宅捜索で発見?

 ②簡単に見つけることができる鴨居の上から発見?

 ③兄の六造さんに素手で取らせた?

 ④一雄さんや被害者の指紋は一つもない?

 ⑤被害者が使っていたインキとはまるで別物?


科警研もインキが別物と鑑定していた!

 実は、科学警察研究所おこなったインキの鑑定(荏原第1、第2鑑定)で、インキの色が違うことがわかっていた。検察は、その事実すら隠していた。

 第三次再審になって、2014年に開示された証拠によって、被害者がふだん使っていたインキが、「パイロット社製のジェットブルー」というインキであったことがわかったのです。 


裁判所は「インキを補充した可能性がある」と言う。

 ところが・・・!

 色素の研究で著名な下山博士が鑑定したところ、「インクを混ぜれば両方のインクが検出できる」「しかし、発見万年筆からはブルーブラックしか検出されない」

  ●左が発見万年筆のインキ。ブルーブラック。

  ●真ん中がインキを混ぜたもの。

    被害者が使っていたジェットブルーのインクが無くなって

    ブルーブラックのインクを補充したという裁判所が認めたケース

●右が、被害者が使っていたジェットブルー


警察は「発見万年筆は級友や郵便局のインキと同じ」と言い逃れ。 しかし・・・

 分析した結果は、パネルにあるように「級友」や「郵便局」のインクもブルーブラック。発見万年筆と同じ。この場合も、被害者が使っていたジェットブルーのインキはどこにもないのです。


下山鑑定で科学的に証明された万年筆・インキの違いは、狭山事件では、DNA鑑定に匹敵する決定的な新証拠です。(狭山事件では、血痕などの証拠は存在しないとされています)。下山鑑定を裁判所が事実調べすることが、真実への扉を開きます。

下山鑑定を事実調べさせよう!全国民に知らせ、裁判を監視しよう。①まず、自分たちで、パネルの説明練習をしよう。

②地域で、街頭で、職場や学校でパネルで宣伝しよう。

③署名、ハガキで東京高裁・検察に届けよう。

反戦の党に一票を!翼賛選挙にさせるな! 10.29から狭山半年間決戦へ!

(2017年10月12日)

衆議院が解散し、10月22日投票日となりました。

今度の選挙は「政権選択選挙」と宣伝され、しかも「安倍政権の継続」か「希望の党への政権交代」かと、あたかも二択の選挙のごとく言われています。

民進党は事実上解消し、小池百合子を代表とする「希望の党」に合流するといいます。これにたいして、小池は「安全保障や憲法への考え方で選別する」「考えが違えば排除する」と言い切っています。何がおこっても不思議ではない、そういう政治状況です。

この政治状況にあって、何をどう見ればいいのか、選挙ではどうすればいいのか、とまどいを感じる方も少なくないでしょう。

安倍政権は、アメリカのトランプ大統領の掲げる「北朝鮮完全壊滅も辞さない」侵略戦争・核戦争に、「完全一体で行動する」と表明しています。自分の疑惑には蓋をして、憲法を変え、戦争のできる国にしようと暴走しています。

しかし、では、小池百合子はどうなのか。小池は、自民党の役員、第1次安倍内閣の防衛大臣なども歴任し、「国際情勢によっては核武装も検討すべき」と発言した、安倍に負けず劣らずの戦争屋です。

「政権選択」とか、「安倍か小池か」とか言われても、中身はこの通りです。決してごまかされるわけにはいきません。

では、私たちの基本はどこにあるのか。戦争反対です。米日による朝鮮侵略戦争・核戦争に絶対反対です。政治の主人公は国民です。安倍や小池ではない。

重要なことは、主権者たる国民の多数が、戦争反対、9条改憲反対なのに、国会の構図では、まるっきり別の結果になろうとしていること、このことです。この、からくりを、しっかり見抜かねばなりません。翼賛国会許すな!

しかし、反戦を貫き、改憲に反対する候補も、皆無ではありません。民進党からも、立憲民主党が誕生しました。比例区は社民党、選挙区は各地の事情に違いがありますが、社民党を軸に「野党共闘」の候補に投票しましょう。

総選挙から一週間後、10月29日、私たちは、東京・日比谷で狭山事件の再審を求め、戦争に反対する集会、デモをします。共に、行動しましょう!


下山鑑定(万年筆・インキ)の事実調べを!

 10・29の集会で、全国連は狭山事件の再審を実現する、半年間決戦を宣言します。

 石川一雄さんは無実です。「部落差別解消推進法」ができても、狭山事件が解決しないかぎり、生きた部落差別は無くなりません。1974年、無期懲役を下した、東京高裁寺尾・確定判決から43年。現在、3回目の再審が東京高裁にはかられています。

そのなかで、「被害者のもの」とする万年筆のインキを下山博士が鑑定した結果、インキの違いは明白、万年筆は被害者のものではなく、警察のねつ造であるという結果がでました。これにたいし、検察はまともに科学的鑑定で反論できず、「民間人の意見書」を出してきました。今後、弁護団の再反論、さらには事実調べの要求へと、焦点化します。

今度こそ、公正な事実調べを。その実現以外にありません。

しかしながら、下山鑑定はまだまだ世に知られていません。裁判は、10月から来春にかけ、結論に向かう可能性もあります。はっきりしているのは、下山鑑定の事実調べぬきには、再審のチャンスはないと言っても過言ではありません。このままでは宝の持ち腐れです。この状況に全国連は先陣をきります。

下山鑑定の大々的キャンペーンと事実調べを求める国民的な運動へ。

 10・29を狭山「半年間決戦」宣言の日に。


10・29狭山中央集会 昼12時30分 東京・日比谷図書文化館

10・29狭山中央闘争で 再審実現をきりひらこう

(2017年09月06日)

全国の兄弟姉妹、たたかう仲間の皆さん。私たち、部落解放同盟全国連合会は、10月29日、東京・日比谷において、狭山事件の再審を求める集会と、霞ヶ関~銀座でデモを行います。また、中央役員、地域代表者は、9月23~24日、大阪で拡大中央委員会を行います。皆さんの参加を心から訴えます。


いいかげん差別裁判やめろ!公正に事実調べを行え!

1963年5月狭山事件発生から54年。「殺人犯」にされた、石川一雄さんは今年で77歳の喜寿をむかえました。

石川さんは無実です。しかし、当時相次いだ身代金誘拐事件で、犯人取り逃がしの大失態を繰り返した警察は、国家の威信をかけて「生きた犯人を捕らえるのだ」を至上命令にしました。そこから、狭山市内の被差別部落への集中した見込み捜査が行われ、マスコミをフル動員して「部落ならやりかねない」と露骨に部落差別を使って宣伝し、その国家ぐるみの謀略のなかで、犠牲にされたのが石川さんです。

石川さんは、孤立無援のなか1ヶ月も、超人的に否認してがんばりました。しかし、ついには「お前が認めなければお前の兄を逮捕してやる」「認めれば10年で出してやる」という、取り調べの刑事の悪魔のささやきの前に、ついにウソの自供をしてしまいました。この自供の評価・分析はともかく、以上のような状況のなかで、百人いれば百人とも、否認を続けることは不可能でしょう。

狭山事件の場合、かくもひどいでっち上げが、部落差別を使うことで、はじめて可能になったのです。

一審の浦和地裁では、異例のわずか半年のスピードで死刑判決。二審・東京高裁では、「民主派」の皮を被った寺尾裁判長の登場で、ペテンにかけ、事実審理を早々にうちきり無期懲役。この寺尾判決が、いまなお石川さんを「殺人犯」にしている確定判決です。無実でありながら、一度も公正な審理も行わず、部落差別でしくんだ国家犯罪を隠蔽し、ただただ擁護し続けているのです。

それを50年、半世紀をこえて維持し続けているのです。「部落差別解消推進法」ができても、狭山事件が解決しないかぎり、生きた部落差別は無くなりません。1974年の寺尾・確定判決からも、はや43年。裁判所は、どこまで差別の片棒を担ぎ続けるのか。いいかげん差別裁判やめろ!石川さんに、一度でも公正な態度を示せ!

現在、3回目の再審が東京高裁にはかられています。この第3次再審になって、裁判官、検察、弁護士の三者による協議が始まり、すでに33回を経過しました。そのなかで、新証拠として、「被害者のもの」とする万年筆のインキがだされました。下山博士が鑑定した結果、インキの違いは明白、万年筆は被害者のものではなく、警察のねつ造であるという結果がでました。

下山鑑定がでて1年。ようやく事態は動きだしました。検察はまともに科学的鑑定で反論できず、「民間人の意見書」を出してきました。今後、弁護団の再反論、さらには下山博士を呼んだ事実調べの要求へと、この攻防が焦点化します。今度こそ、公正な事実調べを。その実現以外にありません。

下山鑑定の大々的キャンペーンと事実調べを求める国民的な運動へ。私たちは、この大きな声をあげ、寺尾判決の終焉を宣言しましょう。


戦争と差別に反対する東京行動

トランプ大統領のアメリカと、金正恩委員長の朝鮮民主主義人民共和国との緊張は刻一刻と極限に達しようとしています。スレスレの言葉と行動の応酬は、それじたいが戦争状態と言っても過言ではありません。いつ何時、一線をこえて爆発しても、何ら不思議ではありません。

しかも、双方共に、核戦争を辞さないと言っています。また、朝鮮半島―東アジアをこえて、ロシア、中国、ひいては地球規模の世界戦争の導火線ともなりうるものです。人類存亡の問題です。

私たちは、絶対に認めることはできません。今すでに、行動をおこさなくてはなりません。

とりわけ私たちは、トランプが「戦争になれば、戦場は北朝鮮であり、アメリカ本土ではない」「北朝鮮の全滅・・・」と、かってのヒットラー同様の、民族抹殺の大量虐殺を口走っていることを見過ごすことはできません。排外主義、差別主義をむき出しにして、核をも使った軍事行使を正当化しようと言うのです。トランプの白人至上主義は、「白人さえ生き残れば、アジア人など死に絶えてもかまわない」と言うまでにいきつくのです。

安倍政権は、このトランプを全面支持し、一緒にやりますと誓っています。麻生(副総理・財務大臣)の二度にわたるヒットラー賛美発言は、こうした日米支配層のこんにちの風潮、背景があって、そこからこぼれ落ちたものです。

私たちの10・29は、戦争と差別に反対する東京行動です。100年前、第一次大戦のさなかに、ロシアでは、「パンよこせ」の国際婦人デーのデモから、たちまち国中の反戦デモに広がり、戦争を止め、世の中まで変えてしまいました。差別裁判反対のデモが同時に反戦デモであっても、何らおかしくありません。

皆さん。家族、友人、知人、みんな揃って、10・29東京で会いましょう。


狭山中央集会

 10月29日 12:30開場 日比谷図書文化館・ホール